会社を辞めると決断した決め手は部長の態度

 

 

100人規模のプロジェクトに配属されて早1ヶ月、人間というストレスと戦いながら毎日机に向かった。

 

ここにいる多くのサラリーマンは、単身赴任を強いられながら黙々と仕事をこなしていく。

 

新しい場所で新しい人間関係と共に楽しい日々を送れるのではないかと思った私がバカだったようだ。

 

5つ上の先輩は、自分の指示通りに動かなければ不機嫌になり、呆れる。かといって指示通りに動くと、ちゃんと自分で考えたのか?と問うてくる。

 

こいつは頭が悪いのか?

 

40にもなるおじさんは、上司にはペコペコニコニコイエスマン。かと思えば立場が下の人間には、返答に困るほどの嫌味を言う。おじさんより先に帰ろうものなら、すごい形相でこちらを見てくる。怖い。

 

こいつは、40年も生きてきて、こんなことしかできないのか。

 

無心。パソコンに向かい、指だけが動く40過ぎの社員。最近元気なくなったかな?割り切ってるのだろうけど、ほんとに楽しくなさそうだ。

 

他にいくらでも生きていく道を探せたはずなのに、何でこんなとこで自分を殺しながら過ごしてんだろ。もはやかわいそう。

 

……

 

仕事をするのは生きていく上で必要なのはわかるし、仕事をしないつもりはない。けど、あえてこんなとこでこんな人たちと一緒に仕事しなくても良くないか?

 

とりあえず、会社辞めよう…

とは思うが、会社辞めるってなかなかのものだよなぁ。言うほどまでにブラックな会社でもないし。

 

まずは、上司に相談しよう。それでどうなるか、見てみよう。

 

上司といえど、プロジェクトメンバーには愚痴のような形になるし言いづらいので、いきなり部長に相談しよう。今までも話したことがあるし。

 

その選択により、私は会社を辞める決断をするに至るのである。

 

……

 

さっそく私は部長にメールを送信し、個人的に話をするアポをとった。

 

これで私の意見を聞いてもらえると淡い期待を抱いた私がばかだったようだ!

 

相談をする当日、「お~どうしたんだよっ」と気軽に声をかけてくる部長。

 

全然重い話をするっていう理解をしていなくて愕然・・・!これから真剣に話そうとしている私がばかみたいだ・・・。

 

けど、アポを取って何も話さないわけにはいかないので、かくかくしかじか、とにかく今の不満と今の仕事を変えてくれないか話をしてみた。

 

のだが・・・

 

部長「俺も昔はそうやって思ったことあった。けどそれでも今まで頑張ってやってきた。お前もがんばれよ」

 

私「はい(まじかよーそんなアバウトな返事をもらうためにアポとったんじゃないよ。しかも私がやめるつもりだということに全く気付いてないよ。いや~これは相談したの失敗だったな・・・)」

 

 

頼みの綱だと思っていたが、だめだったようだ。

 

もう少しアドバイスというか、救済措置をとって欲しかったのだが、そういうわけにもいかなかったらしい。

 

やめよう。

 

決めました!

 

尊敬もできない部長の下で働いていても何もいいことないしね!